息子の知能検査(WISC-Ⅳ)結果を公開!発達凹凸がやっぱりあった

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こんにちは、まるみです。

前回の記事では、息子ソウタの発達凹凸を知るために、知能検査(WISC-)を受けた時のお話しをしました。今回は、その結果がでましたので、その一部をこちらで公開したいと思います。

 

WISC-Ⅳは現状での知的機能バランスを把握するための検査で、より詳しい得意・不得意など本人の特性を知ることができます。

まるみ

これでソウタがどんな人なのか、何をフォローしてあげればいいのか、ちゃんと分かるぞ!

ということで、私にとっては手探り状態だった息子へのフォローも道筋がたつことになりました。

 

息子のウェクスラー式児童用知能検査の結果

ママラク

WISC-Ⅳで分かること

まず、息子の検査結果についてお話しする前に、WISC-Ⅳで一体なにを知ることが出来るのか、簡単に解説をしておこうと思います。

WISC-Ⅳでは、以下の5つの数字が算出されます。

  • 全検査IQ(FSIQ)…全般的な知的水準
  • 言語理解指標(VCI)…言語の理解や表現、思考の能力
  • 知覚推理指標(PRI)…視て記憶したり思考したりする脳能力
  • ワーキングメモリー指標(WMI)…作業中の一時的な記憶の能力
  • 処理速度指標(PSI)…視覚的な情報を用いて作業するスピード

 

全検査IQというのは、私たちもテレビや書籍で目にするIQってやつですね。「コナンってIQ300超えてたよなぁ…」なんて、説明を聞きながら、ぼんやり思い出したりしてました。

 

まるみ

すべての数値は、基準を100として見ていきます。分かりやすく言うと、偏差値の中央が100ということですね。

 

発達障害が疑われる場合、注目すべきはその下4つの指標得点。「言語理解」「知覚推理」「ワーキングメモリー」「処理速度」のそれぞれの数値の凹凸が大きくなるほど、生活上の困難さが目立ってくると言われています。

 

発達クリニックの先生が開口一番に言ったこととは…

病院 小児科

 

「検査結果をご報告後、今後のケア方針を話し合いましょう」と言われていた日は、朝から不安と期待が入り混じった不思議な感情でした。

「手の打ちようのない、苦手なものがソウタにあったらどうしよう」「いやいや、それを知るための検査なんだし…」と、自分の中ではやはり葛藤が続いていましたね。

 

そんな気持ちの中、発達クリニックに到着し、さっそく診察室へ。にっこり笑顔の担当医に迎えられ、「では、検査結果が出ましたのでお話ししていきますね」と言われたころには緊張がピーク!

その担当医が開口一番「ソウタくん、とても知能が高いんです。」と。

 

まるみ

はい…?

 

WISC-Ⅳの知識ゼロだったもので、「何言ってんだ、この人」くらい戸惑いました。

 

予想外の高IQという結果に戸惑う

そして、検査結果の報告書を見せられながら、

「ほら、ここに全検査IQってあるでしょ。ソウタくん、IQ133もあったんだよね。」

「IQ133って…高いんですか?」

 

WISC-Ⅳ 検査結果 発達障害

発達クリニックで渡された分布表

 

「うん、ほらこの図で見ると非常に高いと言われている部類だね。人間の上位2%と言われているIQだよ。たまにいるんだよね、自閉症スペクトラムで高IQの子って。アハハ。」

 

ほう…。MENSA(メンサ)に入れるのか…。

くらいしか思っていないところ、「知能が高いとね、学校の授業が簡単すぎて、本人が学校の必要性を感じなくなることもあるんだ。そこはフォローしないとね。」と言われ、

まるみ

あ、それ今ソウタが訴えてることだ!「同じ勉強を繰り返したくない」って言い続けているのは、この事か…。やばい、また不登校のトラウマが…。

と納得しました。

 

ワーキングメモリーの低さが目立つ結果

高IQであることは分かったものの、私は結果報告書の他の数値に目を奪われていました。IQとかよりも、まずはソウタの苦手としていることツライと感じていることを把握したかったのです。

ソウタのWISC-Ⅳの検査結果の数値がこちらになります。

  • 全検査IQ(FSIQ)…133
  • 言語理解指標(VCI)…123
  • 知覚推理指標(PRI)…136
  • ワーキングメモリー指標(WMI)…109
  • 処理速度指標(PSI)…127

 

先ほどの分布図に落とすと、こんな感じですね。

WISC-Ⅳ結果 発達障害

WISC-Ⅳ4項目の指標得点

 

まるみ

4つの指標とも基準の100を超えているから、問題ないのでは?

と、ド素人の私は思ったのですが、担当医によると数値よりもバランスが大切なのだとか。ソウタの指標得点を改めてみると、ワーキングメモリー指標だけ数字が落ちているのが目立ちます。

一番高い知覚推理指標が136、一番低いワーキングメモリー指標が109と、その差は27

 

ワーキングメモリー指標の得点自体は問題ないものの、他のチカラと比べると大きな差があるため、ソウタにとっては「聞いたことを忘れてしまう」と感じる機会が多いのだとか。

それが原因で「失敗した」「できなかった」と感じることが多くなり、結果として自信喪失、そして強迫性障害への引き金となっている可能性を指摘されました。

ママラク 強迫性障害になった息子|子どもへの薬物療法とその後の経過について

 

検査結果報告書はソウタの「取扱説明書」

ママラク

息子への「なんで?」の答えが書かれていた

WISC-Ⅳの検査結果報告書は、上記の指標得点だけでなく、さまざまなことが細かく記載されています。

  • 検査時の様子
  • 検査結果(指標得点)
  • 指標得点の特徴
  • 指標得点から分かる知的発達の特徴
  • 支援方法の例

 

この記載内容は医療機関によって数値のみなど、開示される内容が変わることもあるそうです。ソウタの通う発達クリニックでは、それぞれの項目に長文で、担当した臨床心理士さんからのコメントが入っていました。

 

まるみ

このコメントが本当にありがたかった!数字だけじゃ、やっぱり素人には分からない…。

 

息子のために色々と発達障害の勉強はしているものの、やはり発達障害の特徴は、百人いたら百通りの出方だよな…と実感していたんですね。報告書のコメントを読めば読むほど、ソウタの心が手に取るように分かる感覚でした。

パパともその報告書を見ながら、「これはソウタの取扱説明書みたいなものだね。ずっと大切に保管しておこう」と話しました。

 

ワーキングメモリーを補助する環境づくりをスタート

ママラク

 

担当医からは、「まずは本人が不得意と感じている、ワーキングメモリーをサポートしていきましょう」という話がありました。

実際、このワーキングメモリーが苦手ということは、日々の生活の中でも私が感じていたこと。不思議なくらい、「聞いたことを忘れてしまう」んですよね。でも、見たことや体験したことの記憶力は驚くくらい高いのです。

 

たとえば…

  • 1日の行動予定
  • 今日の日付・曜日
  • 宿題の範囲

と、1日に何回も何回も聞くんですよね。

最初は優しく答えてあげていても、最終的には「だーかーらー!!!もう何回も言ったでしょー!!!」と怒ってしまっていた私…。

 

担当医からは、「目で視たものを記憶する力(知覚推理)がずば抜けて高いから、情報を目で視ることができるようにサポートをしていきましょう」と言われました。つまり、耳だけで聞き取る指示を出すだけでなく、メモなどに書いて指示を出すということですね。

 

さっそくこれを受けて、「目で視る情報」を与えるために、我が家ではソウタのための環境づくりがスタートしました。

まずは1日の自分の予定がいつでも確認出来るように行動予定表を取り入れました。これはかなり効き目がありましたので、ぜひ参考にしてみてください。

行動予定表 発達障害 発達障害×視覚優位の息子に「行動予定表」を使ったら親子でストレスが激減!

 

夢中・脱線を許容する

ママラク

 

また、担当の医師からは「彼の高い知的好奇心を満たすように。得意なことはいっぱい伸ばしてあげて、苦手なことはムリに伸ばそうとはしないこと」とも言われました。

 

どうしても検査結果を見ると、凹みの部分(ソウタの場合はワーキングメモリー)が気になってしまうし、普段の生活の中でも目についてしまいます。ですが、これはサポートするのはOKでも、苦手部分を強化しようとするのは、本人には負担が大きすぎるようです。

 

また、「長所をたっぷり伸ばすこと、そしてこれから人生経験を積むことで、自分で短所はカバーできるようになりますよ」とも。その担当医の話のおかげで、

まるみ

そうか。じゃあ、ソウタの好きなこと、求めていることを、のびのびとたっぷりさせてあげよう!苦手なことはサポートするだけに徹するぞ!

と、前向きに考えることが出来ました。

 

ソウタの場合、勉強中の脱線がとにかく目立っていました。例えば、「雲」という漢字の練習中のこと。

  1. 「雲」の部首が気になって漢字練習が止まる
  2. 漢字辞典を持ってきて部首を調べる
  3. 部首が「雨かんむり」だと分かる
  4. 他の雨かんむりの漢字も調べ始める
  5. 他の雨かんむりの漢字の練習が始まる

と、こんな感じで脱線していくので、学校の宿題の漢字練習もなかなか進まないのです。

 

今までは、

「そんな漢字、まだまだ習わないんだから、今は覚えなくていい!」

「そんなことより、目の前の宿題を終わらせてよ~」

と声かけしていたのですが、彼は出てきた知的好奇心を満たさないと、どうやらストレスが溜まるようで。WISC-Ⅳの検査結果が出てからは、これも目をつぶれるようになりました。

 

まるみ

もう、習う学年とかどうでもいいや。覚えたかったら勝手に覚えればいい。どうせ宿題はいつか終わるんだし。

母も強くなってきたものです。

 

さいごに

今回、知能検査(WISC-Ⅳ)の結果が出たことで、ソウタの特性だけでなく心の中まで知ることが出来たと感じています。

 

「なんでそんなこと考えるの?」

「なんでそんな行動をとるの?」

という疑問や、自分の子どもなのに理解してあげることができない、というモヤモヤがスッキリしたな、というのが一番私が感じたことです。

 

正直言って、発達の凹凸がしっかり出ていたことで「あぁ、やっぱりソウタは発達障害だったんだな」という現実に、落ち込まなかったわけではありません。将来、息子がぶつかるであろう問題を想像しては、夜もなかなか寝付けなかったりしました。

でも、「うちの子はたくましい!それを独り立ちするまで、しっかりサポートして見届けてやる!」と、時間が経つことで前向きに切り替えられるようになりました。

 

IQ×自閉症スペクトラム×ADHD×強迫性障害と、お母さんもなかなか大変だけど、ひとつひとつクリアしていきましょう。」と、担当医から声をかけられました。

可愛い可愛いわが子。

面白おかしく日々を充実して過ごせるように、一緒に歩んでいければと思っています。