我が家のADHD男子が「チック悪化」でコンサータ服用を中止することに

ママラク

こんにちは、まるみです。

ADHD治療のため、コンサータを飲み始めた息子ソウタですが、服用2週間目あたりから元々あったチックが悪化。急遽コンサータの服用を中止することにしました。

 

↓コンサータ服用時のお話しはこちらの記事に書いています。

発達障害 コンサータの効果 小学2年の息子がコンサータ服用を開始|服用開始3日間~後日談まとめ

 

チックが悪化してからは、目を無意識にこすってしまい、角膜炎になって眼科に走ったり、発達クリニックに服用の中止を電話したりとバタバタ…。

診察予定日を繰り上げ、結局はADHD治療薬の変更をすることになりました。

 

今回は、コンサータの服用を中止し、その後インチュニブへと変更したお話しをしていこうと思います。

コンサータの副作用「チックの悪化」

発達障害 コンサータの効果

コンサータは効果発現がハッキリの代わりに副作用も強め!?

ADHD治療(※)のために、コンサータを処方されたソウタ。開始当日からその効果をしっかり発揮してくれましたが、それと同時に副作用の大きさに驚きました。

※ADHDは病気ではなく障害のため、完治するものではありません。ここでは便宜上「治療」という言葉を使っています。

 

コンサータの副作用として多い食欲不振については、担当医や薬剤師からこれでもか!というくらい説明を受けたのですが、それ以外にも副作用があるので、ここでまとめておきたいと思います。

 

コンサータの副作用(小児ADHD承認時)ADHD患児を対象として国内で実施した試験の総症例216例中

 

  • 食欲減退 91例(42.1%)
  • 不眠症 40例(18.5%)
  • 体重減少 26例(12.0%)
  • 頭痛 18例(8.3%)
  • 腹痛 12例(5.6%)
  • 悪心 12例(5.6%)
  • チック 11例(5.1%)
  • 発熱 11例(5.1%)

 

参考 コンサータ錠医薬品情報データベース(PDF)

 

「食欲不振」の副作用は42.1%と、約2人に1人という高い割合であらわれますが、チックは5.1%。ただ、コンサータのパンフレットには下記のような記載があります。

「コンサータ錠を服用することができない方」

(中略)

現在、運動性チック、またはトゥレット症候群(障害)と診断されている、もしくは以前にトゥレット症候群(障害)の診断を受けたことがあるか家族(親、兄弟、姉妹)にトゥレット症候群(障害)と診断されたことがある人がいる

 

運動性チックとは本人の意思と無関係で制御できない動き、ひきつりが身体の一部で突発的に繰り返される症状。

トゥレット症候群(障害)は、この運動性チックと音声チック(本人の意思と無関係で制御できない音や言葉が1日中何度も繰り返される)が、1年以上にわたって継続的または間けつ的に認められる病気。

 

運動性チックやトゥレット症候群と診断された場合は、コンサータ錠の服用は禁止とされているわけなんですね。息子の場合は一時的に軽く出ていたこと、そして早い効果を…ということで、担当医はコンサータを選択しました。

母としては少し心配していたのですが、「副作用の割合が少ない」ことに望みをかけて、息子へのコンサータ服用を開始したわけです。

 

食欲低下の副作用に注目しすぎていた

コンサータといえば、「食欲低下」の副作用といわれるくらい、多くのお子さんが体験しています。2人に1人に現れる副作用ということで、息子ソウタももれなく食欲低下が服用当日から始まりました。

 

ぜーんぜん給食食べられなかった!

ソウタ

まるみ

連絡帳に「薬の副作用で食べられなくなるかもしれません」って書いてて良かった~

 

ソウタの場合、朝7時頃にコンサータを服用して、夕方17~18時ころには薬の作用が切れている様子でした。(コンサータは約12時間効果が続くとされています。)

そのため、それ以後は食欲が戻るので、モリモリ食べてくれ、朝もしっかり高カロリー系を食べさせていたので、ギリギリ体重は維持できている状態。とはいえ、栄養バランスや総摂取カロリーが危うい…という危機感も。

 

まるみ

お子さんによっては、1日中食欲が戻らずに体重が激減して、服用を中止せざるをえないこともあるようです。コンサータは中止OKな薬なので、土日や長期休みに服用せずに体重を調整することもあります。

 

そんな食欲低下が見られていたソウタですが、服用後2週間を経過するころには食欲も少し戻ってきたように見えました。以前の記事でお話ししたように、コンサータの効果を感じていたので、「このまま続けていきたいな~」と親子で思っていたところ、

 

チックが悪化!

 

コンサータを飲み始めてから、チックは良くなったり悪くなったりを繰り返していました。「副作用?それとも元々のもの?」とイマイチ判断がつかずにいたのですが、2週間経過するころには白目をむくほどのまばたきや、まばたきが大きすぎて頭が動いてしまうほどに…。

 

コンサータ服用中止を決断

「こんな酷いチック見たことない!」と思うようになったころには、目をこすってしまって角膜炎にまでなってしまったソウタ。それでも止まらないチックで、まともに前を向いていられる状態ではなくなってしまいました。

 

家族も「今までこんなすごいチックになったことない!」と感じ、すぐに発達クリニックに電話。「チックがひどいので、服用を中止してもいいですか?」と聞き、担当医からもOKをもらいました。

 

次の受診日まで2週間ほどありましたが、すぐに予約枠を取ってもらえることになり、薬の変更を含めて相談に行くことに。

 

コンサータから新薬の「インチュニブ」へ変更

コンサータ インチュニブ

「副作用がなければ薬の服用は続けたい」という息子

発達クリニックに行き、これまでの経過を担当医に説明。

「そうか…チックの副作用が出てしまったんだね。ごめんね。」

といわれ、薬の変更を提案されました。

 

息子は自分でも「目が変~。早く治して~!」と言っていて、それがコンサータの副作用であることも理解していました。

まるみ

薬への不信感が生まれていないかな…。本人が服用を嫌がったら、諦めるしかないのかな…。

 

そんなことを考えていたら、担当医がソウタに

「ソウタ君はどうしたい?目のパチパチ(チックのこと)が起きにくい、別のお薬を飲んでみないかい?」

と話すと、

そんな薬あるんだったら最初から出してよ!

ぼく、黄色の薬(コンサータ)はいいお薬だけど、お腹が減らないのと、目がパチパチするのがとてもイヤ。

それがないんだったら、飲みたいんだけど。

ソウタ

と言ってくれました。

 

インチュニブが効かなかったら…という不安感

コンサータの服用を中止し、次はインチュニブという薬を飲んでみましょうと担当医から言われた私。このインチュニブは1年前(2017年5月)に解禁されたばかりの新薬

コンサータやストラテラの副作用(食欲低下やチック悪化など)で飲めない子供たちのために開発された背景があると説明されました。

また、効果の出方としてはコンサータ>インチュニブ>ストラテラとなるとも。

 

まるみ

これはあくまでソウタの担当医の見解です。作用する部分が違うので、コンサータは効かなかったけどストラテラでは効果があったという人もいます。

 

一通りインチュニブの副作用や服用方法について説明を受けましたが、その時「もしこの薬でも効かなかったら…」という一抹の不安感が。それを察してくれた担当医からは以下のような提案がありました。

 

  1. まずはインチュニブを飲んでみる
  2. 効果なしor副作用でインチュニブを中止する場合は、ストラテラを試す
  3. ストラテラでダメならコンサータ×チックを止める薬を処方する

 

チックを強制的に止める薬はあるものの、根本的なチックの治療にはならないとのこと。(チックはハッキリとした治療法がない)

ただ、コンサータがソウタのADHD症状に効いたことが分かっただけでも良かった、ソウタ君に効く薬があるということなんですから…と。

 

「どうにでもやり方はあるんですよ、お母さん」と担当医の力強い言葉を聞いて、ほっとした私がいました。

 

インチュニブ服用開始!順調に日々が過ぎています

インチュニブ 体験談ブログ

 

というわけで、コンサータをやめ、インチュニブの服用を開始したソウタ。悪化していたチックも落ち着き、今ではたま~に出る程度(元の状態)でおさまっています。

 

インチュニブは食欲低下やチック悪化の副作用がないかわり、低血圧や徐脈などの副作用リスクがあります。ですが、この副作用は特に表れず、元気に毎日過ごせるようになりました。

 

ソウタ本人はチックが良くなったのも喜んでいますが、

給食がお代わりできるくらいになった!

ソウタ

と、食欲が戻ってくれたのが一番うれしい様子です。(ムリにお代わりしなくてもいいんですが…)

 

インチュニブの服用後の経過については、また後日別の記事でお話ししようと思います。