こんにちは、まるみです。
以前「NRTテストってどんな学力テスト?」の記事内で、NRTテストについて詳しくお話しをしましたが、数名の方から、「結局のところ、NRTテストの対策は具体的にどうすればいいの?」と、お問い合わせをいただきました。
NRTテストは範囲や出題傾向が分かりにくいため、対策勉強をするといってもなかなか難しいものがあるんですよね。
ですが、できることはあります!そこで今回は、NRTテストの全国平均点を上回るための勉強方法についてご紹介していきます。
目次
息子のNRTテスト(2017年度)成績表

NRTテストの結果表
これは前回のNRTテストの成績表。小学校1年生の3学期に受けたものですが、国語は全国平均点よりも20点、算数は23点ほど多く点数が取れました。
まるみ
まだまだ改善の余地はあるものの、全国平均点よりも20点以上をマークできた息子。ですが正直なところ、学校の宿題以外の家庭学習を本格的に始めたのは、このテストを受ける4カ月ほど前(1年生の9月)からになります。
それまではZ会の通信教育で基本問題・応用問題をゆっくりペースで進めていました。
NRTテストのために学習を始めたわけではないのですが、「応用がきく力をつけさせたい」と、元塾講師の経験から、ポイントをしぼって普段の家庭学習をさせてきました。その「ポイント」を踏まえながら、NRTテスト対策に効く家庭学習方法についてお話ししていこうと思います。
NRTテスト対策の勉強方法4つのポイント
NRTテスト対策に付け焼き刃はムリ
まず、NRTテストでは、それまで習った単元が範囲となります。この習った単元というと、勘違いをしてしまう人がいるので要注意!
例えば、お子さんが4年生の場合、1年生~3年生の学習内容+4年生のそれまでの学習内容ということですね。
それを踏まえると、NRTテストで平均点以上が取れなかった場合、上記の例であれば1年生~4年生の現時点までの学習内容でどこかに穴があると考えられます。その穴は1か所かもしれませんし、もしかすると複数あるかもしれません。
となると、当然ですがテスト前数日~数週間程度で一気に点数を底上げすることは到底ムリです。そのため、結論としては日ごろの学習内容を根本的に見直す必要があります。
「教科書の内容」を最低限しっかり頭に入れる
あなたのお子さんは、普段から学校のテストは90点以上が取れているでしょうか?小学校では単元ごとの確認テストが基本です。
このテストが90点以上を常に取れていないというのであれば、その単元自体を充分に理解していないということになります。テストが返却されたら、点数に注目するのではなく間違っている問題をじっくり見てください。
苦手な問題の傾向が分かったら、市販の問題集でその問題だけをピックアップして解かせるのもオススメです。小学生の学習内容であれば、親が自作の問題を作ってみるのもいいでしょう。
まるみ
反復した回数が結果としてついてくると、私は考えています。
単元を超えて問題を解く力を
学校の単元ごとに行われるテストでは高得点をとれるのに、NRTテストなどの学力検査になると、急に点数が下がってしまうというお子さんもいます。こうなってしまう原因は、NRTテストが学年・単元を混ぜ合わせた問題を出題してくるためです。
単元ごとに理解はしているものの、それを全く違うタイミングで、思い出して使う力が不足しているということなんですね。これは学校の教科書やドリル、宿題以外の問題をこなしていくしか対策方法はありません。
ですが、市販の問題集でも単元ごとになっているものがほとんどなので、なかなかこの対策は難しいもの。親が問題を作って与えてもいいのですが、それが難しい場合は大手塾の公開模試に参加するのも手です。
四谷大塚や日能研などの大手塾の公開模試では、このような単元・学年を超えた問題が出題されます。もちろん、当該学年以上の知識を必要とする問題が出ることもありますが、それは気にしなくてもいいです。
「今習っている単元」と「これまでの単元」を混ぜないと解けない問題があるということを、子どもはテストを重ねるうちに、無意識のうちに気が付きます。
まるみ
平均点以上を出したいなら応用問題がある問題集を
NRT学力検査は、基本的には学校側が指導の目安とするために実施されるテストです。「基本的な学習内容が見についているか」「理解が不十分な箇所はないか」と、先生が生徒のこれからの学習のために参考にするためなんですね。
そのため、平均点から大きく下回っていなければ、それほど心配することではないと個人的には感じています。
ただ、前回のブログ記事にも書いたように、「私立」や「国立」の小中学校に通う生徒たちは受けていないことも知っておかなければなりません。それを踏まえると、出来れば平均点以上は出しておきたいところですよね。
そうなると、学校の内容はしっかり身についている前提として、その先の応用力を付ける必要があります。ですが、ここで焦りは禁物!
いきなり難しい問題集を買い与えたり、塾に入れてしまえば安心と思ってしまう親御さんも多いのですが、それが「勉強嫌い」の引き金にもなりかねません。
中学受験を考えている高学年の子でなければ、塾に行かずとも、まずは自宅で十分に対応できます。
まるみ
NRTテスト対策におすすめ!Z会の通信教育
では、我が家の息子が自宅で取り組んでいる家庭学習の内容を含めて、NRTテストで必要な応用力が身につく教材や問題集を紹介していきます。
ここで気を付けて欲しいのが、すぐに応用力を身につけさせたい!と思って、いきなり難問だらけの問題集を親が与えてしまうことです。
そうなってしまうと、子どもは「発展」「応用」という文字を見ただけで拒否反応を示してしまいます。スムーズにそこまでの導線を作ってあげるのが、親のチカラの見せ所になります!
Z会の通信教育を私がオススメするワケ

Z会の通信教育
世の中には本当に多くの通信教育がありますが、「これはいい!」と元塾講師である私が思うのはZ会だけです(笑)Z会の通信教育は余計なおもちゃの付録はない、問題集もごちゃごちゃしていなくてシンプル、応用問題も良問ぞろいといいところだらけ。
私自身、東大やら京大やらに進学した同級生がわんさかいる地方の某進学校出身なんですが、ここの同級生にZ会出身者がやたら多いんですよ。
ちょっとウィキペディアで調べてみたんですが、
通信教育の対象は幼児・小学生・中学生・高校生・大学生・社会人向けと幅広い。東大・京大などの難関大学の合格者が多く、2007年度入試では東大合格者は50.1%、京大合格者は42.3%がZ会利用者である(Z会発表)。ただし、現役生だけではなく浪人生も含まれる。
やっぱり。
高校時代の友人に、東大の志望校判定が毎回A判定出しちゃう、ちょっと次元の違う男の子がいたんです。成績が振るわなくなってきてスランプだった私は、何かヒントがもらえればとその子に「勉強どうやってるの?」と聞いたら、「え、Z会してるだけだよ」と言われたんですね。
それで、学年上位の子たちにも聞いたら、7割ほどの子がZ会を受講していたんですよ。
まるみ
あれは、なかなかの衝撃でした。「よし、私も子供が生まれたらZ会させよう」と、高校の時に決意したわけです。( 結局、自分はしない。)
息子は小学校入学と同時にZ会の通信教育を受講させていたんですが、基本問題から応用問題へとスムーズに移行できるのがかなり助かりました。
我が家は最初からハイレベルコースで受講させましたが、発展問題が特に苦手という子は「スタンダードコース」からがオススメです。やる気満々!な子や、すでに学校の学習内容に余裕があれば、「ハイレベルコース」からスタートでも問題ありません。
まるみ
普段の家庭学習はZ会の通信教育だけでも、NRTテストのような学力検査であれば平均点以上が十分狙えるはずです。
Z会の資料請求は下記のリンクからできます。お試し教材ももらえますよ!
>>>Z会の通信教育 資料請求
Z会 グレードアップ問題集

Z会グレードアップ問題集 国語(漢字・言葉)
通信教育はちょっとなぁ…という場合は、Z会のグレードアップ問題集がオススメです。一般的な書店や通販で手に入れることができます。
もう、Z会推しでZ会の回し者みたいになってますが、本当にいいんだもの~(笑)
画像出典:Z会「書籍・参考書」
算数は「計算・図形」「文章題」の2種類、国語は「漢字・言葉」「読解」の2種類があります。苦手なものから進んでもいいですし、並行しながら取り組んでみるのもいいですね。
ただ、慣れないうちは問題がぎっしり入っているイメージで、敬遠してしまう子もいるかもしれません。Z会の通信教育から進んで、その先でグレードアップ問題集を使用するのが一番オススメです。
現在、息子は中学受験を見据えて塾に入ったため、時間的制約でZ会の通信教育は退会しました。
でも、それまでZ会の通信教育で発展問題に慣れていたため、さらにレベルの高い四谷大塚の提携塾の授業や、トップクラス問題集(市販の問題集の中では最難問レベル)でも、ストレスなく解けるようにになっています。
息子自身も
ソウタ
と、言っているくらいです。
学校の問題からその先に進みたい、実力テストで結果を出したいという時には、Z会はぜひ活用して損はないハズ!我が家も、3年生でZ会の通信教育(中学受験コース)に復帰しようと思っています。
まるみ
NRTテストの結果だけに目を向けないで
今回は、NRTテストの対策学習方法についてお話ししてきました。
要点をまとめておきましょう!
- 学習内容がしっかり身についていなければ、苦手な単元を親が徹底的にフォローする
- 理解は十分に出来ているのに実力テストで結果が出ていなければ、Z会などの問題集で学校以外の問題に慣れさせる
NRTテストは、それまでの学習内容がしっかり身についているかを判断するためのテストです。しかし、親にとっては結果表を見てもどこがどう苦手なのかは、具体的に分かりにくいテストでもあります。
そのため、つい点数に目が行きがちですが、まずはわが子が「どこでつまづいているのか」「分かっているのに応用問題で力を発揮できていないだけなのか」を見極める必要があります。
NRTテストは急な対策で高得点が取れるものではありませんが、普段の家庭学習を見直すことで半年もあれば点数をあげることは可能です。結果にばかり目を向けずに、普段の家庭学習からテコ入れをしていきましょう!