こんにちは、まるみです。
漫画推奨派ママの私ですが、先日ついに「はたらく細胞」を購入しましたー!
Twitterなどネット上で子供の教育にいい!と聞いていたんですが、「いきなり買って失敗してもなぁ」と思い、ネットカフェで読破。
「おや?」と思うところもあったのですが、私としては「息子に読ませたい」と思ったので、さっそく現在発売中の全5巻をまとめ買い。
- 子どもに理科に親しみをもってもらいたい
- 予防接種や病院を嫌がらないでほしい
- 身体の仕組みを分かりやすく教えたい
まるみ
目次
「はたらく細胞」ってそもそも何?

体内の細胞たちが大活躍
「はたらく細胞」って何?どんな漫画本なの?という方もいるかと思いますので、簡単に説明をしておきます。
病気に挑む細胞たちの姿を描いたコミック
「はたらく細胞」の作者は清水茜さん。『月刊少年シリウス』(講談社)にて2015年3月から今現在も連載中です。
まるみ
内容は、人間の体内にある細胞たちを擬人化した物語になっています。とはいえ、ストーリーの中心は免疫系の諸細胞たちです。
体内でそれぞれの細胞がどのような役割を持ち、どのように協力し合って人間の健康を維持しているのかを擬人化することで分かりやすく描いています。
スピンオフ作品も数多く登場
はたらく細胞の人気をうけて、本編以外のスピンオフ作品も登場しています。
- はたらく細菌(講談社「なかよし」)
- はたらかない細胞(講談社「月刊少年シリウス」)
- はたらく細胞BLACK(講談社「モーニング」)
掲載されているコミック雑誌からも分かるように、それぞれ読者層に合わせた内容で描かれています。
たとえば、はたらく細菌では少女マンガらしいキラッキラのイケメン悪玉菌が出てきたり。内容も女の子が食いつきやすい、健康と美容をテーマに悪玉菌や善玉菌などがメインのお話しになっています。
また、はたらく細胞ブラックでは大人コミックらしく、細胞たちが働く環境をブラック企業にたとえ、喫煙や飲酒、水虫、心筋梗塞など取り上げるテーマもややヘビー。
まるみ
上記の三作品ともそれぞれ作者は違いますが、どれも原作者の清水茜さんが監修しています。
スピンオフと言っても、それぞれ独立した作品になっているので、本篇を読んだことがなくても楽しめる内容です。
「はたらく細胞」を読むなら子供は何歳からがベスト?
現在小学二年生の息子ソウタと一緒にコミック「はたらく細胞」を5巻まで読んでみました。
実際に私も読んだうえで、子供に買い与える漫画としてどうなのか?についてお話ししていきます。
毎回血しぶきが…グロいシーンを親が許容できるかどうか
最大の難関となるのが、グロシーンがほぼ毎話出てくることだと思います。
受け止め方には個人差があるかと思いますが、「これを子どもに見せるのはちょっと…」という親御さんもいるかもな~というのが正直な感想です。
「はたらく細胞」では、赤血球の女の子(見た目年齢10代後半)と、白血球の男の子(見た目年齢10代後半~20代?)がメインの主人公です。
先ほどもお話ししたように、「はたらく細胞」では主に免疫系の諸細胞(白血球やキラーT細胞、NK細胞など)の活躍がクローズアップされています。
当然なんですが、免疫系細胞たちは体内に侵入した細菌やウィルスなど異物の排除が役目なので、擬人化されたウィルスをバッタバッタ倒していきます。というか、「ぶっ殺している」という表現の方が合っているかも。
ちなみにこれ、1話目の冒頭シーンです↓

第1話 肺炎球菌の回のワンシーン
しょっぱなから、めっちゃ血しぶきが飛んでます(笑)
グロシーンと言っても、ずっとそれが続くわけではなく、せいぜい1コマ~2コマくらい。その後は可愛い絵柄に変化してやっつけられている感が出ている程度です。
はたらく細胞が連載されている月刊少年シリウスは、漫画だけではなく、小説も好きな中学生以上の男子がメインターゲットの少年漫画誌です。
まぁ、その読者層が惹きつけられる漫画って、これなんだろうなぁと個人的には納得。
小学生がこの場面を見て「怖い」と感じるのであれば、ムリに読ませる必要はないとは思います。
特に低学年~中学年くらいの女の子は苦手だと思うので、なかよしに連載している「はたらく細菌」の方がほんわかしていてオススメです。
ちなみに、「はたらく細菌」はなかよしの公式サイトで試し読みができます。
我が家の場合は、あまりに残虐なシーンが繰り返されるようなものはさすがにNGですが、このコマ数や表現なら全然OKのレベル。
息子自身は
ソウタ
と、むしろ免疫細胞たちに感謝していました。
グロシーンをしっかり説明できて、「現実とコミックの世界は違う」という当たり前の認識を持っているな、と親が判断できる状態のお子さんであれば、すばらしい漫画だと思います。
こちらで「はたらく細胞」の内容を試し読みできるので、表現等を確認することができます。
現実との相違はあるけど、コミックとして受け止めて
ちょっとしたことですが、現実の細胞と、コミック内の細胞では漫画にするがゆえに違いが若干でてしまっています。
たとえば、
- 人の形をしている(服を着たり、帽子をかぶっている)
- 寿命がない
- 細胞同士の連絡手段にスマホなどの電子機器が使われている
- 細胞同士の仲が悪く、よく口喧嘩している
- 短期間に多くの病気になる(色んなウィルスや細菌が入りまくっている)
といったところですね。
まぁ、本当の細胞と完全にリンクさせて漫画にすると話が色々と難しくなってくるので、これはしょうがないことなのかなと。
まるみ
これは体内の仕組みや、細胞への興味としての前段階の知識として有効なコミックとしての位置づけでいいと思います。
これで興味を持ったら、どんどん自分で勉強していけばいいわけですし。

息子が図書館で借りた本
実際、息子も「はたらく細胞」を読んでから体のことに興味を持ち始めて、図書館でこんな本をよく借りるようになりました。
理科の授業はまだない2年生ですが、とっかかりとして良かったなと思っています。
内容を理解するのは小学校高学年くらいがベスト
小学2年生の息子でも読んで楽しんでいる「はたらく細胞」のコミックですが、本の内容をしっかり理解できるのは小学校高学年からかな~と思います。
母の私が漫画好き、漫画で知らない言葉や漢字を覚えっていった経験があったことから、息子には小学校1年生の時からマンガをどんどん読ませていて、今では息子もお小遣いでコツコツコミック冊子を買いためています。
息子が普段呼んでいるのはドラゴンボールだったり、コロコロコミック系のギャグ漫画ばかりなので、ここまで読み応えのある内容は初めてでした。
とはいえ、「マンガ=面白いもの」という認識があったので、ガツガツ読んでいましたね。コミックに慣れている子であれば、年齢は関係なく楽しめる内容ではないかなと思います。
ただ、熱中症やガンなど、これまでの経験や知識が理解するのに必要となる話もあるので、その意味では十分な理解はまだまだかなといった印象です。
でも、私たちが子供の時もそうですが、コミックって何度でも繰り返して読みますよね。息子も今の時点で4往復くらいしていますが、そのたびに色々な発見があるようなので、ずっと大切に保管しておこうと思っています。
コミック慣れしていないならテレビアニメもあり
テレビアニメ版「はたらく細胞」の放送日は?
コミックはまだハードルが高いかな~という方には、テレビアニメ版もおすすめ。
TOKYO MXなど各放送局で2018年7月から放送されていましたが、残念ながら9月で放送が終了してしまいました。
現在はTOKYO MXで再放送をしていますが、出遅れてしまった!という方はネット配信という手があります。
現在、アニメ版「はたらく細胞」は、以下のネット配信番組で視聴できます。
- Hulu
- Amazonプライム・ビデオ
- Abema TV
- dアニメストア
- dTV
- 【FOD】フジテレビオンデマンド
- auビデオパス
- U-NEXT
- アニメ放題 など
※配信番組によっては、話ごとに課金という場合もあります。
こんな風に見逃してしまった番組を見れるなんて、ほんといい時代になったもんだ…。
NETFLIX(ネットフリックス)でも配信決定!
我が家はAmazonプライムビデオと、NETFLIXを契約しているんですが、Amazonだとレンタル配信だったんですよね。
NETFLIXは月額制で見放題なので、「はやくはたらく細胞配信してくれないかな~」と息子と一緒に待っていたんです。
そしたら!なんと11月22日からNETFLIXでも配信が開始(予定)されるとのこと!やったー!
ワクワクしながら配信を待ちたいと思います。
コミック「はたらく細胞」を読んでからの小2男子の変化

息子のお気に入りキャラは血小板ちゃんたち
インフルエンザの予防接種に役立った
「はたらく細胞」の現在出ている5巻すべてを購入後、先を争うように読みまくった私と息子。
結局、息子ソウタの方がドハマりしまして、本人に聞いたところ今の時点で「4回は読んだ」そうです。
図書館でもカラダの不思議みたいな本を借りてくるようにもなり、「楽しく学べて素晴らしいわ~」と思っていた矢先、ちょうどインフルエンザの予防接種の時期になりまして。
ソウタ
と文句を言っていた息子。
そんな時、「あ!そうだ!」と思いだして、
まるみ
ソウタ
※3巻収録第13話「獲得免疫」では、予防接種後の細胞たちの働きが描かれている。ここでは、オタフク風邪(ムンプスウイルス)を例にしたストーリーが展開されている。
というわけで、ルンルンで予防接種を受けてくれました。
…ほんと、単純な男でよかった。
体の不調を擬人化でとらえるように
ある意味、低学年で「はたらく細胞」を読んだことで、「僕の体の中で細胞さんたちが頑張っている」と素直に受け止めてくれた点は良かったなと思っています。
知識としてだけでなく、ケガや体調不良になった時でも、やみくもに病院や薬を嫌がることがなくなったのは、母としては大助かりです。
ソウタは自分のケガでも血を見るのが苦手で、大泣きしてしまうこともあったんですが、
「ほら、ちょっと赤血球ちゃんたちが出ちゃったけど、今白血球さんとかマクロファージさんとか、キラーT細胞さんも出動してばい菌と戦ってるよ。血小板ちゃんたちも一生懸命工事しているから、あっという間に血も止まるよ。」
という、ちょっと意味わかんない内容を親子でしゃべっても、すんなり聞き入れてくれるようになりました。
傍で聞いているパパは苦笑いして聞いていますがね。
個人的に「はたらく細胞」は家宝にしたいと思う
というわけで、今回は「はたらく細胞は何歳から理解できるのか?子供に買い与えても大丈夫な漫画か?」という点からお話しをしてきました。
ちょっと怖いシーンや、実際の細胞たちと違う部分が若干ありますが、体の中の細胞たちの働きや協力の仕方を学ぶにはとっても良くできたコミックです。特に病院嫌い、薬嫌い、注射嫌いな子にも読んでもらいたいなと思います。
親子で学びながら楽しめるコミックとして、自宅の本棚の仲間に入れてもらえたら幸いです!