小学2年の息子がコンサータ服用を開始|服用開始3日間~後日談まとめ

発達障害 コンサータの効果

こんにちは、まるみです。

前回お話しした知能検査(WISC-)の結果や、これまでの診察から、自閉症スペクトラム×ADHD、そして二次障害として強迫性障害が出ていると診断をされた息子ソウタ。

強迫性障害は初診時から薬物療法を開始していたのですが、今回それと並行してADHDも薬物療法を開始することになりました。

 

そして、医師からすすめられたのが、コンサータ(メチルフェニデート塩酸塩徐放錠)。食欲不振や睡眠障害などの副作用が心配だったので、開始3日間の記録をとってみました。

 

まるみ

今回はその後の経過もふくめて、こちらでまとめておこうと思います。

 

コンサータってどんな薬?

ママラク

定番のADHD治療薬

ADHDの治療薬としては、現在コンサータ、インチュニブ、ストラテラの3種類が存在しています。それぞれ、成分が作用する場所が違ったり、副作用や効果継続時間が変わってきます。

それぞれを詳しく解説すると話が長くなってしまうので、今回はコンサータの特徴だけ簡単にまとめておきます。

 

発達障害 コンサータの効果

コンサータの特徴

作用

神経伝達物質(ドパミンまたはノルアドレナリン)の働きを活性化することで、ADHDの症状である不注意、多動性、衝動性などの症状を改善する。

 

服用後効果を感じるまで

朝1回服用することで、1~2時間後からADHDの症状を改善する効果が見られる。

寝つきが悪くなる副作用があるため、午後の服用は避ける。

 

効果継続時間

12時間効果が続く。

 

副作用

  • 食欲の低下
  • 体重の減少
  • 成長の抑制
  • 寝つきが悪い
  • チック
  • 頭痛 など

 

参考 コンサータ(PDF)JAPIC医薬品情報データベース

 

と、コンサータはこんな感じですね。アルコールはダメ、パーキンソン病のお薬との併用はダメ、といった注意点はありますが、該当する方は少ないかと思います。

 

まるみ

当然ですが、医師や薬剤師から、注意点や副作用についての説明を十分に受けましょう!

 

コンサータ、インチュニブ、ストラテラは作用する場所や、副作用、効果が出始める時期、効果の継続時間が違ってきます。

そのため、1種類のADHD治療薬の効果がなかったり、副作用が強かった場合でも、その他のADHD治療薬で効果が得られたり、副作用を気にすることがなくなる場合もあります。

 

まるみ

ソウタの場合も、「いったんコンサータを試してみましょう」ということになりました。副作用や効果にはお薬との相性があるようです。

 

食欲低下の副作用は学校の担任に要連絡!

ママラク

 

コンサータの服用を開始することになったソウタ。担当医からはコンサータの冊子をもらったり、実物を見ながらの説明がありました。

そして、担当医&担当看護師&薬剤師さんから何度も何度も言われたのが…食欲低下の副作用。コンサータを服用した人の約4割に、食欲の低下が見られたという検証結果もあります。約4割って、2人に1人ですからね…これはかなり覚悟しとかないと。

 

服用するにあたって、「学校の先生に、副作用で給食の量が減る可能性があると伝えてください」と念押しされました。

今どきの小学校では少ないかもしれませんが、「根性論」で給食を食べきるまで許さないという先生もまだまだいるようです。

「お薬の副作用です。医師から伝えるように言われました。」と伝えれば、「ダメ」なんて言える先生はいませんからね。

 

息子は1日1回18mgを服用

コンサータの効果 ADHD

 

というわけで、息子は1日1回、朝に18mg錠を服用することに。コンサータには18mg錠の他に、27mg、36mgがあります。

どんな人でも、最初は18mgからスタートし、必要がある場合に18歳未満は最大54mg、18歳以上は72mgまで増量するケースがあります。

 

ソウタが服用する18mg錠は長さ12㎜、直径5.3㎜と、私自身は「小さいな」という印象でした。ですが、実際に飲んでいるソウタ(小学2年生)は「飲みにくい。ちょっと大きい」と言っていましたね。

強迫性障害の治療として飲んでいるクロチアゼパムは周りがコーティングされている上に、極小なのでなおさらそう感じたようです。とはいえ、上手く促しながらコンサータを飲んでもらいました。

 

コンサータ服用開始3日間の様子

ママラク

 

では、ソウタのコンサータ服用初日~3日目までの様子をまとめてみます。スマホのメモ機能で気になった箇所をメモしておきました。

 

1日目 いきなり食欲ダウン

朝食前の6時半にコンサータを服用。7時半過ぎの登校時間まで様子を見ていたものの、とくに変化は見られず。

帰宅後、声のトーンが抑え気味なことに私と祖父母が驚く。(いつもは「ただいまーーーーーー!!!!」と玄関先で絶叫している)

 

その後、学校で書いてくる連絡帳の字がキレイ(等間隔、そして読める!)になっていることに気が付く。宿題をしたり、テレビを見ている最中もムダな動きをほとんどせず、ゆっくり落ち着いているように見える。

 

まるみ

即効性のあるコンサータですが、ここまで初日から効果を感じるとは思っていませんでした。

ぼーっとしているわけではなく、無表情なわけでもなく、ニコニコ話している様子を見てホッとしました。「ただただ落ち着けている」という印象です。

 

そして、ソウタ自身から初日にこのような報告がありました。

 

息子からの報告

  • 給食が1/4ほどしか食べられなかった
  • 休み時間にいつもより元気に遊べた

 

やはり、副作用の食欲低下が思いっきり出ていました。

約12時間効果が続くコンサータですが、ソウタを観察していると11時間くらいで効果が薄れてくるようで、午後5時過ぎからは「ちょっとお腹が減ってきた」と言ってきました。

 

朝は食前・食後のどちらでも服用OKなのですが、食事前に飲むとテンション的にも、朝食を美味しく食べられないようなので、食後に飲ませることに。

この後も朝と夜にたっぷり食事を取ってくれたので、なんとか食事量激減というのは免れました。

 

まるみ

ソウタはコンサータを飲んでいる間、体重が大幅に減ることはなく、キープすることが出来ていました。

 

また、「休み時間にいつもより元気に遊べた」についてですが、後日プレイセラピーで担当の臨床心理士さんに聞いたところ、これまで余計なエネルギーを使っていた部分が、コンサータを飲んだことでエネルギーを上手に使えるようになったのではということです。

なるほど…子どもにとってもこの点はメリットですね。

 

2日目 多動・過集中が抑えられている

ママラク

 

2日目は朝食後の7時にコンサータを服用。この日は学校が休みだったため、1日中私と一緒。家庭学習の時間は、集中力が格段にそして適度にアップしているのを感じました。

この格段に・適度にっていうのは矛盾しているようなんですが、ソウタのこれまでの様子からは違うなと。

 

これまでの家庭学習の様子

  • 問題を解いている時に独り言(デカイ)が多い
  • 気になることを思いつくと席を立つ
  • 急にペットの世話を始める
  • 過集中(止めないと2時間ぶっ続けで問題を解き続ける)

 

と、一定しなかったんですよね。

 

まるみ

なんで「ちょうどいい」感じにならないのかな~

 

と悩みの種だったのですが、これがゼロになったんです。多動、そして過集中ともに抑えられて、淡々と学習を進めることが出来るようになりました。

また、テレビゲームをしている時間も観察したところ、興奮しすぎてソファの上で飛び跳ねることもなくなりました。ムダな動きをせずに、こちらも淡々とゲームをしています。

 

「よっしゃー!」とゲームクリアを喜んでも、過度な興奮状態ではありません。そして、ぶっ続けでゲームをすることもなくなりましたね。

私が声掛けをせずとも、1時間程度で「やーめた」と言ってくれたのには驚きました。

 

3日目 声のボリューム調整が出来るように

ママラク

 

3日目も朝食後の7時にコンサータを服用。この日も休みだったので、家族でドライブへ。

そこで、パパが「車の中で大声で話さなくなった!」とかなり驚いていました。今まで、私たちが「ちゃんと話を聞いているよ」というアピールをしても、どんどん声が大きくなっていったんですよね。

 

しまいには「うーるーさーいー!!!」と言われる…という。それが、その場に合った声の大きさで話すことができるように。私たち家族にとっては、これはかなり大きな変化でした。

 

そして、この日にもう一つ驚いたのが、漢字がキレイにかけるようになったこと。夕方に学校の宿題の漢字練習のプリントをさせたのですが、今まで「これも書き直し、これも読めない!」と赤ペンだらけだったのが、ほぼ直しなし!

コンサータ服用初日に書いてきた学校の連絡帳でも「あれ?字が読める!」というレベルにはなっていたのですが、この頃にはすでに別人のような字です。

もちろん達筆とかいうレベルではないですが(笑)、判読不可能という状況から脱しました。

 

まるみ

後日ソウタに聞いたところ、焦って書かなくてもいいという気持ちになったから…だそうです。

 

コンサータ服用後日談

服用5日目で本人が薬の効果に気が付く

服用5日目、この日の夕方にいきなりソウタが「今飲んでいる黄色のお薬(コンサータのこと)って、僕が落ち着くためのお薬だよね?」と聞いてきました。

 

まるみ

えええええええええ!?

 

強迫性障害の治療薬としてアセチルゼパムを飲ませるときは、「これを飲むと学校で心配になったり、不安になったりすることが減るよ~」と言って飲ませていたんですが、

コンサータは「これを飲むと、元気に学校に行けるよ!」だけの説明にとどめていたんです。

 

告知とか、彼の発達の凹凸(得意・苦手)を説明するには小学2年生にはまだ早いかな…と思ったので。それなのに、どうやら自分で服用後から作用を分析していたようです。

本人曰く、服用2日目に変化を感じて、5日目に薬の作用を確信したので私に聞いてきたのだそう。このエピソードを後日発達クリニックの担当医やプレイセラピーの臨床心理士さんに話したところ、IQゆえの行動だろうと言われました。

 

まるみ

これはもう誤魔化せないな…。しっかり本人と話さないと。

 

ということで急遽、コンサータを飲む理由、そしてソウタにとってのメリットを話し合うことに。この内容については、こちらの記事でお話ししています。

ママラク 子供へ発達障害の告知|まだ本人告知の予定はなかったのに…急な展開に焦る

 

ちなみに、ソウタ自身は

これは僕にとって必要なお薬だと思う。だから、これからもちゃんと飲むよ!

ソウタ

と言っていました。

 

服用2週間目でチック悪化により服用中止

病院 小児科

 

と、こんな感じで順調に効いていたコンサータですが、服用2週間を経過するタイミングで中止をすることになりました。その理由はチックの悪化です。

もともと目のチック持ちだったソウタですが、チックの悪化という副作用が起こった症例が少ないこと、そしてチックも軽くなり始めていたことで、コンサータを飲んでいたんです。

 

ですが、服用1週間たつ頃には「あれ?チック多くなってきた?」という感じに。元々のチックなのか、悪化したのかいまいち分からずに服用を続けていたのですが、2週間たつ頃にはさらに悪化!

白目をむくくらいのまばたきチックになり、その反動で頭も揺れるほど。しかも、ソウタは目が気になるようでゴシゴシこすってしまい、角膜炎となり眼科へ走る!という状況にまで…。

 

これはいかん!ということで、発達クリニックに電話をし、コンサータ服用を中止することになりました。その後、担当医と相談してインチュニブに変更することに。

その経緯についてはこちらの記事でお話ししています。

ママラク 我が家のADHD男子が「チック悪化」でコンサータ服用を中止することに

 

チックが出なければ…効果は抜群だった

2週間のみで服用を終わることになってしまったコンサータですが、チックさえ出なければソウタにはバッチリ効いてくれた薬でした。

最初はやはり子どもに飲ませる精神薬ということで、ドキドキしてしまいましたが、「ちょうどいい感じ」のソウタを毎日見れたのでホッとしました。

 

本人が後日言うには、「今まで毎日頭の中がグルグルしていたけど、頭の中の整理整頓が出来るようになった。とってもラクなんだ。僕には必要だったお薬だよ。」だそうです。これを聞いたとき、やっと「治療薬の服用に踏み切って良かったな」と思えました。

 

周り(親)が楽になるから飲ませる…というイメージもあるADHD治療薬ですが、本人をラクに、スムーズな生活に導いてあげるためのお薬なんだな、と改めて感じましたね。