こんにちは、まるみです。
我が家は、夫婦と息子1人の3人家族。
息子はいわゆる「一人っ子」男子です。
世の中には様々な理由で「一人っ子」の家庭があると思うんですよね。
「次の子供が欲しかったけれど授かれなかった」という人もいるでしょうし、一人っ子に何らかのメリットを感じて「あえて」選んだという人もいるかと思います。
そして、今現在心が揺れている方もいるかもしれません。
我が家では、子育てをしていくうちに、あえて「一人っ子」を選択することになりました。
今回は、私たち夫婦が子供は「一人っ子」と決めた理由や、周囲の反応についてお話ししていきたいと思います。
目次
私が「子供を一人っ子にしよう」と決めた理由
やっと出来た自由時間に歓喜
私が「そろそろ次の子を考える時期かな」と考え始めたのは、ソウタが幼稚園に入園する前後の時期でした。
この時点でソウタは3歳だったわけですが、幼稚園の行事などに行くたびに、お腹の大きくなっているお母さんたちを度々見かけるようになりました。
上の子が幼稚園に入って、ちょっとラクになる時期なので、このタイミングでの第二子妊娠は多いんですよね。
「産むとなると、そろそろなのかなぁ」と感じたものの、イマイチ現実的には考えられなくなっていた私。
それもこれも、息子ソウタがなかなかに育てにくい子供だったのも理由の一つ。
息子の育てにくさについては、前回の記事「三歳児検診でひっかかる|発達障害の疑いだけでなく息子への虐待までも疑われた」で詳しくお話ししています。
待ちに待った幼稚園入園。
この頃には、一人っきりで過ごせる自由時間を手放したくない!という気持ちが大きすぎて。
ソウタの気難しさに四苦八苦していた私としては、「幼稚園でちゃんと頑張っているかなぁ…」なんて、世のママさんたちと同じセンチメンタルな気分を味わうこともなく、あまりの開放感で小躍りしそうな勢いでした。
それと同時に、やっと得た自由時間を過ごしながら、私は「第二子はいらないなぁ」と漠然と考え始めるようになりました。
夫も一人っ子に大賛成
そんなある日、念のため夫に「次の子さ、どうするよ?」と聞いてみました。
夫の意見も聞いておかねばと思ったので。
夫「うーん…。僕としては、ソウタで満足できているかな」
まるみ
正直、夫の言葉にかなりほっとした私。
夫自身は、兄がいる次男ポジションでしたが、そつのない兄と比較されて辛い幼少期だったという過去をよく話していました。
そんなこともあって、「兄弟いるから幸せってわけではないんだよなぁ」と、夫が一人っ子ウェルカム状態だったのも、一人っ子を決める後押しになりました。
また、「まるみも、もう色々とキャパ超えでしょ?ソウタもまだ大変だけど少しずつ落ち着いてきたし、3人でのんびり生きていこう。子育て終わったら、二人でいっぱい旅行しようよ。」とも言ってもらえました。
私は一人っ子にしたいけど、夫はなんて言うかな…。欲しいって言われたら、頑張ろうか…。と悩んでいましたが、この夫の言葉で、「ソウタは一人っ子!」と決めることができました。
「次の子は?」周囲から質問攻めの日々
一人っ子に対する否定的な人が意外と多かった
私と夫の中ではすんなりいった「一人っ子」という選択。
他人に「一人っ子に決めた」なんて、わざわざ言う必要もなかったので、そのまま3人家族の生活を満喫していました。
でも、日を追うごとに周囲の「一人っ子」に対する否定的な言動が気になってくるように。
ソウタが一人っ子と知ると、友人・知人・道すがらの人、本当に多くの人に「次の子は?」と聞かれたんですね。
「はははは~そうですね~」と明確な回答をせずにかわそうとしても、テンプレのような意見を一方的にガンガン浴びせてきます。
田舎の地方都市ということもあってか、周囲には一人っ子が少ないのも原因のひとつだったのかもしれません。
「一人っ子が目立つ」土地での育児だと、私のような目に合うお母さんも多いのかも。
ここで、そのころにかけられた言葉の数々を、ちょっと挙げてみます。
- ひとりっこなんて可哀そう
- ソウタ君がさみしがるよ
- お金なんてどうにかなるって
- 兄弟がいると子育てもラクだよ
- 少子化に貢献しなよ
これって、一人っ子の親に投げかけられる言葉の典型的なものですよね。
今では息子が小学校に入り、親同士の人間関係もドライになったので、これらの言葉を聞く回数も減ってきました。
仕事も自宅で一人ぼっちの自由業なので、職場の人から聞かれることもありません。
一人っ子を否定してくるのは「幸せ」を確認したい人ばかり
余計なお世話の一言で片づけられる言葉ばかりですが、一人っ子の親、とりわけにママには思いのほか重くのしかかってくる言葉ですよね。
最初の頃は、自分たち夫婦が「そうしたい」と考えて一人っ子を選んだわけですが、周りの声で心が揺らいでしまうこともありました。
でも、ふと冷静になったときに、「なぜこの人たちは、他人の出産数に意見をしてくるんだろう?」と感じたんですね。
そのうちに、意見のゴリ押しをしてくる一部の人たちは、「自分はしあわせだ」という確認を私で取りたかっただけなのねと気づいたんです。
自分の選択は間違っていない、今の自分の生活は幸せなんだ、という再確認を私を通してしたいわけなんです。
人によっては、「私の選択以外は間違いのはずだ」と一種の強迫観念にかられている人も。
第二子を産んだほうがいいと「本当の意味」でのアドバイスをしている人なんて、ハッキリ言ってゼロです。
子育ての悩みなどを本気で聞いてくれて、一緒に考えてくれる友人・知人の中に、一人っ子を否定的に言ってくる人は一人もいませんでしたから。
それに気が付いてからは、そのような言葉をかけてくる人に気を使ったり、心を乱されることは全くなくなりました。
もしあなたが、この言葉に心が傷ついてしまったり、悲観的に感じてしまうことがあれば、とてももったいないこと。
そんな人に、わざわざ手を差し伸べてあげる必要なんてないですよね。
もしあなたが、兄弟姉妹のいる人を批判したくなったら
兄弟の有無や人数に限らず、夫婦関係や親子関係、職種など、他人を批判や否定の形でしか表現できない人は、「自分のしあわせ」に気が付いていない人です。
そんな人に出会ってしまったら、そっと物理的にも精神的にも距離をおくだけで大丈夫。
そして何よりも大切なのが、自分が同じ行動をとっていないか、ということ。
一人っ子という観念に縛られすぎていませんか?
兄弟・姉妹がいる子供や、その親を否定的な目で見ていませんか?
それはいつか自分に返ってきますし、無意識のうちに批判的な人を自分に引き寄せてしまいます。
そして何よりも、自分が「不幸だ」と周囲に公言しているようなものです。
私が否定的な意見や批判で心が揺らぎまくっているとき、私は「一人っ子ではない」人を否定的な見方でみてしまっていました。
だからこそ、そういう人たちがどんどん周りに集まってきていたんですよね。
それを避けるためにも、「目の前にあるちょっとした幸せ」を見つけていきましょう。
続けていくうちに、周囲の声にいちいち心を疲れさせることもなくなっていきますよ。
まるみは一人っ子育児を満喫中!
というわけで、今回は私が子供を一人っ子に決めた理由についてお話ししてきました。
私は「子育てしんどい!」と思ったのが一番の理由でしたが、一人っ子にする、兄弟をつくる、それぞれ人によって理由は違うもの。
悩んだ末に結論を出す人もいるでしょうし、自分にとっては「当たり前のこと」と、ごく自然に決めることが出来る人もいるかもしれません。
けっこう否定的な意見を聞くことも多いですが、一人っ子育児も楽しいもんですよ。
息子は「兄弟ほしい」「さびしい」なんて今まで一度も言ったことがありません。
周りの人に「さびしいでしょ」とちょっといじわるな質問をされても、「なんで?パパとママがいて楽しいよ」と不思議そうに答えています。
ちょっと気難しい面のある息子ですが、「ぼく、ママとパパのところに来れてよかった」なんて、とびきりの笑顔で言ってくれた日には「子育てって悪くないな」なんて思えます。
一人っ子のママさん、パパさん、これからも楽しく一人っ子育児を満喫していきましょう!