【子どものカウンセリング】プレイセラピーってどんなもの?子育てに活用中

子どものプレイセラピーってどんなもの?

こんにちは、まるみです。

先日、スクールカウンセラーの方にすすめてもらった、「プレイセラピー」というものに息子と2人で出かけてきました。

最初、「プレイセラピー」という言葉そのものを知らなかったので、ネットや書籍で色々調べてみたんですが…なにせ情報が少ない!日本でも近年は取り入れるところも多くなってきているようですが、まだまだ認知度が低いようです。

 

そこで今回は、プレイセラピーについての情報をここでまとめてみたいと思います。

 

まるみ

これからお子さんがプレイセラピーを受ける予定の方、発達障害や問題を抱えているお子さんの育て方に悩んでいるという親御さんの参考にしていただければと思います。

プレイセラピーは遊びを通して子どもの心を知る手段

プレイセラピー カウンセリング

子どもを対象にした心理療法のひとつ

プレイセラピーは別名「遊戯療法」とも呼ばれる、子どもを対象とした心理療法のことです。心理療法はいかのように定義されています。

心理療法(しんりりょうほう、英: psychotherapy:サイコセラピー)、精神療法(せいしんりょうほう)、心理セラピーとは、物理的また化学的手段に拠らず、教示、対話、訓練を通して認知、情緒、行動などに変容をもたらすことで、精神障害や心身症の治療、心理的な問題、不適応な行動などの解決に寄与し、人々の精神的健康の回復、保持、増進を図ろうとする理論と技法の体系のことである。

引用元:Wikipedia「心理療法」

 

ちなみに臨床心理学においては心理療法、精神医学においては精神療法という呼称が使われますが、同じものを指します。このページでは心理療法という呼び方で統一しています。

 

心理療法と一言で言っても様々な種類がありますが、一般的に知られているのがカウンセリングですね。

カウンセリングではカウンセラーとの対話の中で自己理解を深め、対処行動や考え方を身につけたり、無意識のうちに問題となっているものへもアプローチしていきます。

 

遊びを通して子どもの内なる声が聴ける

ママラク

カウンセラーとの対話の中で行う心理療法(カウンセリング)は語彙が豊富な大人には有効な手段です。しかし、語彙が少なく、自分の気持ちを上手く表現することのできない子供に対しては難しい面があります。

心の中にある怒りや悲しみ、恐怖、喜び…。そんな時に役立つのがプレイセラピーです。

 

子どもの得意技といえば遊び。お絵かきをしたり、おままごとをしたり、積み木をしたり、家族に見立てた人形でお話しを作ったり…と様々な遊びの中で子どもたちは大人では考えもつかなかった表現をしてくれることもあります。

この「遊び」の中で見る行動や表現で、子どもが内面に抱えている問題や訴えをカウンセラーが読み取る…というのがプレイセラピーの趣旨です。

 

息子がプレイセラピーに行くことになったキッカケ

ママラク スクールカウンセラー

息子にプレイセラピーをすすめてくださったのは学校のスクールカウンセラー(臨床心理士)さんでした。

「息子さんは年齢の割には語彙も多く、しっかり自分の気持ちを表現できています。ですから一般的な対話によるカウンセリングでもいいのですが、言葉の多動が見られるため、プレイセラピーの方が合っているだろう。」とのことでした。

 

息子は「言葉が言葉を呼んでいる」という表現がぴったりなほど、話し出すと止められない時がしばしばあります。そのため、対話で行うカウンセリングでは、さらに息子が興奮状態となってしまい、心理状況をはっきり把握しずらくなるのでは…ということです。

 

まるみ

語彙が少ない、表現力が乏しい子どもだけでなく、息子のように言葉が多すぎる場合も、プレイセラピーには向いているようです。

 

プレイセラピーのことをもっと知ろう

プレイセラピー カウンセリング

プレイセラピーはどんな問題に効果があるのか

プレイセラピーと聞くと、なにやら特別なもののような気がして、二の足を踏んでしまう方も多いかもしれません。

私自身も、

まるみ

なんだか大ゴトになってきちゃったかな…?

と少々戸惑った部分もありました。

ですが、特別なことや、我が家のように発達障害の疑いを抱えている必要はなく、どんな子どもでもプレイセラピーで心のケアしていくことができます

 

  • 自閉症
  • 吃音症
  • 緘黙症
  • 不登校
  • 友達や集団になじめない
  • 学校に行きづらい
  • 落ち着きがない
  • 非行や問題行動がある
  • 暴力をふるう
  • いじめをうける
  • いじめをする
  • 言葉の遅さ
  • チック
  • 夜尿
  • 爪噛み など

 

これはあくまでも例の一部です。これらの問題を抱えている子どもを、プレイセラピーを通してストレス発散や対人関係の樹立など、様々な機能を発揮していくことになります。

薬での治療ではなく、心のケアが中心となるので、医療機関(発達クリニックなど)と並行して行うこともあります。我が家も並行で治療していく予定になっています。

 

まるみ

このような問題に子ども自身、そして親御さんも疲れているな…と感じたらプレイセラピーに足を運んでみるのも一つの解決方法になります。

 

プレイセラピーを受けられる年齢

小学生 子ども 子供

プレイセラピーが有効とされ、適用される年齢は2~3歳くらいから11~12歳が一般的です。思春期を迎えるころには対話によるカウンセリングや箱庭療法などほかの心理療法にうつるようになります。

ただし、この年齢はカウンセラーや医師の考え方や、対象者の状況によって変更されるケースもあるようです。基本的には相談にいった医療機関や施設の方針に従うことになります。

 

プレイセラピーの具体的なカウンセリング内容

ママラク

プレイセラピーでは子どもとセラピストの対人関係の中で行われていきます。安全な環境、安全な遊び道具を使って、子どもの気持ちや考えを表現していくことをセラピストが促します。

プレイセラピーは内壁やドアに窓がなくて除かれない、プライバイシーの守られた部屋で行われます。

 

遊び道具には、人形やお医者さんセット、粘度、ブロック、クレヨンと画用紙、車、おもちゃのレジ、おままごとセット…と、子どもが受け身ではなく能動的に遊べるものが揃っています。

見学をした方は「適当におもちゃが集められている」と感じる場合もありますが、集められたおもちゃではなく、選ばれたおもちゃたちになっています。

 

参考 プレイセラピーに適しているおもちゃの基本的な考え方日本プレイセラピー協会

 

プレイセラピーに親は参加しない

ママラク カウンセリング

プレイセラピーは基本的に子どもとセラピストのみで行われます。プレイセラピーをしている間は、親は待合室で待機しているか、別室で自身もカウンセリングを受けることもあります。

 

親もカウンセリングが必要、もしくは「してみませんか?」と打診されると身構えてしまいがちですが、その必要はありません。子育ての悩みや親自身の葛藤を話すだけでも、心のモヤモヤも晴れていくので、機会があれば受けてみて欲しいと思います。

 

まるみ

私も息子がプレイセラピーをしている間、カウンセリングを受けています。スッキリしてまた前向きな気持ちになれるので、受けて良かったと実感しています。

 

プレイセラピーの頻度・回数

ママラク

プレイセラピーを受ける場合、初回は比較的長い時間(2時間ほど)カウンセリングが行われます。

家族構成や家族の年齢や職業、プレイセラピーに訪れるまでの経緯など事細かに話すことになります。これはこれからのケア方針を検討するために必要なものです。

その後は週1回、1時間前後のペースでカウンセリングを行っていくことになります。多くの施設では完全予約制になっています。

 

まるみ

緊張してしまいそう、伝い忘れが心配という時は簡単なメモを持っていくのもオススメです。

 

プレイセラピーが受けられる場所

プレイセラピーは医療機関や大学施設などで受けられます。児童精神科や発達クリニックなどで併設され、その場合は配属されている臨床心理士がセラピストになります。

 

また、臨床心理士の育成機関となっている大学院でカウンセリングルームを設けているところもあります。大学院の場合はすでに資格取得済みの臨床心理士ではなく、それを目指す大学院生などがカウンセリングをすることになります。(もちろん、臨床心理士資格を持つ教授や講師が指導します。)

 

プレイセラピーの料金

ラクママ

プレイセラピーは保険・医療費控除の適用外となります。そのため、やや値段が高めと感じる人も多いかと思います。施設によって違いますが、1回のカウンセリングで6,000円~9,000円の相場になっています。

 

大学などの研究機関、育成機関でのカウンセリングの場合はこれよりも相場が下がり、1回3,000円~5,000円ほどのようです。(初回は少し高いこともある。)

大学施設での料金が安いのは、先述したようにセラピストが臨床心理士のタマゴ(大学院生)だからです。指導に臨床心理士資格を持つ教授や講師がつきます。

 

医療機関の場合は、そのほかに初診料、受診料がかかります。また、親もカウンセリングを受ける場合はさらに料金が追加されます。

 

まるみ

我が家は大学施設でのカウンセリングに通っているので、親子合わせて毎回4,000円(子3,000円+親1,000円)ほどです。

 

私たち親子もプレイセラピーに通っています

ママラク

地元の大学でやっている「プレイセラピー」へ

私たちが住む地域では、大学でのプレイセラピーしかありませんでした。発達クリニックでのリハビリ的なものがありましたが、主に就学前児童を対象にしているものばかりで、息子に合う場所がなかったのです。

このような地域の場合、プレイセラピーは全く知られておらず、私自身もほとんど知識がない状態でした。

 

ですが、実際にプレイセラピーをスタートしてみて、今では息子の心(ストレス)と体力の発散場所のひとつとなっています。

息子のケースでは発達障害(自閉症スペクトラム)に伴う強迫観念やストレスが強い状態だったので、プレイセラピーで過ごす時間はとても心地の良いもの、リラックスできる空間になっているようです。

 

毎週1回短時間だけですが、「またお姉さんに会いに行きたいな~」と楽しみにしています。(とても優しそうな可愛い女子大学院生が息子の担当セラピストです。)

 

息子だけでなく母親の気持ちの発散場所にも

そして息子だけでなく、私自身も救われている面が多々あります。

息子がプレイセラピーを受けている間、私も別室でカウンセラーさんとお話ししているんですが、自分の本当の内面としっかり向き合っているのが実感できています。

 

「もうしんどい」「子育てキツイ」「息子の考えていることが分からない」と最初はカウンセラーさんに弱音を漏らしていましたが、それを含めて息子の母=私なんだと思えてきました。そして、帰り道は心なしか体が軽い(笑)心がリセットされて、また新しい気持ちで息子のいい面に目を向けられるようになってきました。

それと同時に、よっぽど私バテてたんだな…と。

 

発達障害に伴う子と親の心のケアに大きく役立っていると感じているので、それに悩むお子さんだけでなく、親御さんにもぜひ知ってもらいたいなと思います。プレイセラピーに興味がある方は、ぜひ「自治体名 プレイセラピー」で検索してみてくださいね。

 

私も読んだプレイセラピーの書籍です。日本プレイセラピー協会のホームページでも入門のおすすめ図書として紹介されています。

まるみ

私たち親子のプレイセラピー体験談は、また後日詳しくお話ししていきます!