NRTテストってどんな学力テスト?偏差値や内容に注意が必要な学力検査

NRTテスト 学力検査

こんにちは、まるみです。

先日息子が持ち帰った小学校のお便りの中に「NRT学力テスト」という予定を発見。あ~懐かしい、学力テストか~と思ったんですが、意外と知らない方も多いみたいですね。

 

そこで今回はこのNRT学力テストについて調べてみたので、簡単にまとめてみたいと思います!

NRTテスト対策の具体的な学習法についてまとめています。

NRTテスト対策 勉強方法 【NRT学力検査テスト対策】全国平均より20点以上とれた我が家の勉強方法

 

我が家もテスト結果が返却されました。

平成29年度3学期 NRTテストの結果 平成29年度 教研式NRT学力テストの結果が返却!息子の成績&家庭学習内容

NRTテストの正式名称は教研式標準学力検査

ママラク

小学校・中学校の全学年が対象

一言でNRTテストと言っても、いろいろな呼び方があります。

  • 教研式NRTテスト
  • 全国標準学力検査
  • NRT学力検査 など

 

学校や自治体によって呼称が変わっているようですが、これらはすべて同じもので、正式名称は「教研式標準学力検査NRT」。このブログ内では呼称を「NRTテスト」で統一しています。

 

このNRTテストは図書文化社という会社が主催している、日本で最も多く実施されている標準学力検査です。図書文化さんのサイトを見ると、NRTテストの特徴として以下のように記述されています。

 

NRTの内容・特色

  • 相対評価法による検査である。
  • 「確かな学力」について、全国基準に照らして客観的に把握する。
  • 学習指導要領に準拠し、各教科の「内容」に合わせた領域で構成されている。
  • 領域をさらに細分化して、教科書の単元のまとまりや内容のまとまりでの集計結果や、一問ごとの回答を

 

NRTテスト・CRTテストの違い

ちなみに、NRTテストの他にも「CRTテスト」というものもあります。

NRTテストが全体の中の個人の位置を把握する相対評価なのに対して、CRTテストは個人の目標達成度を把握する絶対評価になっています。

 

ちなみに、小学校6年生と中学3年生におこなわれる学力テストは「全国学力・学習状況調査」というもので違うんですね。こちらは文部科学省が主催するもので、今回のNRTとは別のテストになります。

 

NRTテストの偏差値はあてになるのか?

このNRTをはじめとして、文科省主催の学力調査も偏差値は当てにならないと言われて久しいです。それはなぜか?

「私立」や「国立」の小学校・中学校がテストをうけていないから

この一言につきます。

 

毎年、秋田県や石川県などの地方が上位に入り、東京・神奈川・千葉などの首都圏がそれほどでもない…というナゾの現象が起こっていますよね。ニュースにもなっているので知っている方も多いはず。

これはいわゆる「お受験組」の偏差値の高い子たちが、こぞって受験していないのが理由です。もちろん、関東圏の公立小学校にも優秀なお子さんはたくさんいますし、地方も同じです。

 

ですが、このNRTテストの結果だけを見て

「うちの子は全国平均より高い!」

「まぁまぁ真ん中の点数だからいいかな」

なんて親が安心しきるのは禁物というわけなんですね。

 

まるみ

これで安心しきってしまう親御さんが意外と多い…というのが元塾講師の私としては心配でした

 

親は結果を見て、ついついわが子とその学校や全国の平均点、在住都道府県の平均点と照らし合わせがちです。それで一喜一憂してしまうんですね。

ですが、優秀な子たちが大勢受けていないということも、頭の中に入れておく必要があります。

 

NRTテストを学校が実施する理由とは

NRTテストなどの学力検査を学校が実施するのには賛否両論あるものの、多くの公立小学校や中学校では取り入れられているのが実情です。

これは親や子供が一喜一憂するために実施されるわけではもちろんありません。あくまで、児童に基礎的・基本的学力が定着しているかの確認材料にするためです。

 

この結果を受けて、先生たちがこれからの学習活動の指針をたてることになります。

 

テストの教科・内容・制限時間について

ママラク

NRTテストの実施時期

NRTテストは年2回実施されます。

  • 1学期版…4月初旬~6月末まで
  • 3学期版…12月初旬~3月10日まで

 

自治体や学校によって時期が若干前後しますが、1学期版が5月、3学期版が1月に行われるところが多いようです。

 

基本は4教科+中学校では英語もプラス

小学校のNRTテストでは、4教科(国語・算数・理科・社会)がテスト対象になります。1・2年生は国語と算数のみです。

中学校では新1年生・1年生・2年生・3年生と4パターンになります。中学校では英語がプラスされた5教科がテスト対象の科目です。

ちなみに英語を充分に履修していない新1年生は英語なしの4教科となります。

 

NRTテストの出題範囲

先ほどもお話ししたように、NRTテストは年2回実施されます。

それぞれで出題範囲がやや異なります。

  • 1学期版…全学年の学習内容(中1は小4~6)
  • 3学期版…当該学年の11月までの学習内容

 

正答率は50%以下のものも…難易度はやや高め

NRTテストの正答率は問題によっては正答率が50%をきるものもあります。その年によって差はあるものの、全国の平均点は60~70点台ほどで推移しています。

そのため、小学校で満点を常にとっている子どもであっても、高得点をマークするのが難しい内容になっています。

 

ですが、基礎的な学力がついているのであれば平均点には到達できるはず。そうでなかった場合は、これまでの学習内容を再度確認するなど、学校だけでなく自宅での学習方法を振り返る必要があります。

 

まるみ

具体的な対策勉強方法については「NRTテスト対策!全国平均より20点以上とれた我が家の家庭学習法」の記事内で詳しく解説しています。

 

NRTテスト対策 勉強方法 【NRT学力検査テスト対策】全国平均より20点以上とれた我が家の勉強方法

 

制限時間・大量の問題に低学年は苦戦しやすい

ママラク

小学校のテストは制限時間もあってないようなもの、そしてペラ紙1枚です。一方、NRTテストは小学校では各教科40分、中学校では各教科45分と制限時間があります。

特に低学年の場合はこの制限時間だけでなく、冊子になっている問題用紙、そして解答用紙が別になっていることに戸惑うという子どもも少なくありません。

また、見たこともない問題(発展問題)に心が折れてしまうこともあるでしょう。

 

ですが学年を追うごとにこのテスト方法に慣れていきますし、学校によっては前もってテストの練習をするところもあります。これに関してはそれほど神経質にならなくてもいいのかな、と個人的には感じています。

 

子どもの学力を客観的に見たいなら進学塾の模試を

学習机 黒板 教育イメージ

今回はNRT学力テストについてお話ししてきました。結果が学校から返却をされて「ガッカリ…」という親御さんもいるかもしれませんし、「お、うちの子やるな!」という方もいるかもしれません。

ですが、元塾講師としての立場としては「あくまで公立小学校の学力把握施策のひとつ」であることをお伝えしたかったのです。

 

冒頭でもお話ししたように、このNRTテストや学力検査は国立・私立の学校のほとんどが受験していません。そのため、NRTテストで出た偏差値を真に受けるのは注意が必要です。

この先の中学受験や高校受験で、私立小学校や私立中学校の生徒たちがライバルになる地域であれば、四谷大塚や日能研など大手進学塾主催の模試を受けることも必要になります。

この場合は「学習意識が高い子どもたち」が受験しますので、偏差値はNRTテストよりも必然的に下がります

 

ですが、ライバルの中で自分(わが子)がどの位置にいるのかを客観的に判断する材料としては大切です。